虎の門龍醫院は先代院長が佐多病院の後を引き継いで龍病院として開業して以来、半世紀以上に渡って神経科診療を続けてきました。その中で「臓器の集合体としての人を診察するのではなく、現実に活動している個人の生活にまで気を配る診療」を心がけてまいりました。
現代の医療はその臓器別に細かく専門性が分化しており、そのおかげか極めて合理的な対応がなされます。その一方で同じ病院内でもいくつかに診療科に掛け持ちで受診しなければならなかったり、その病院の得意な病状以外の質問をすると嫌がられたりすることもあるでしょう。また、受診をしたいと思ったときにすぐには受診できず、予約が何カ月も先になったというような話もよく耳にします。個人を大切にすることは、その人の辛さに真摯に且つ早急に対応することと考えます。
このような考えに立ち、今後の診療も行なってまいります。