当院について
Clinic医は仁術。
診療理念
Philosophy個人を大切にすることは
その人の辛さに真摯に且つ早急に対応すること
虎の門 龍醫院は先々代院長が佐多病院の後を引き継いで龍病院として開業して以来、半世紀以上に渡って神経科診療を続けてきました。その中で「臓器の集合体としての人を診察するのではなく、現実に活動している個人の生活にまで気を配る診療」を心がけてまいりました。
現代の医療はその臓器別に細かく専門性が分化しており、そのおかげか極めて合理的な対応がなされます。その一方で同じ病院内でもいくつかに診療科に掛け持ちで受診しなければならなかったり、その病院の得意な病状以外の質問をすると嫌がられたりすることもあるでしょう。また、受診をしたいと思ったときにすぐには受診できず、予約が何カ月も先になったというような話もよく耳にします。個人を大切にすることは、その人の辛さに真摯に且つ早急に対応することと考えます。
このような考えに立ち、今後の診療も行なってまいります。
- 虎の門 龍醫院 院長
診療方針
診療方針
患者様にとって、もっとも有効と思われる治療を適切に行ってまいります。ただ、当院においでになる患者様は、多くの場合当院で初めて病院の扉をたたかれるのではなく、ほかの医療機関に受診され、そこでの治療が必ずしもご自身には有効でなかったために結果的に当院の診療にたどりつかれているといったケースが多いと感じております。
当院に来るまでに長い時間をすでに費やしておいでになる方々に対して、なるべく短期間に病状を改善できるよう診療をしてまいります。
院内処方
当院での処方は完全に院内調剤で処方いたします。最近の多くのクリニックでは処方内容をこと細かくお知らせいたしますが、そのようなサービスを当院では行っておりません。
処方内容に関しては主治医までご相談いただければお知らせいたします。他院受診に際し処方内容を聞かれることもあると思いますが、その際にはこちらから書面でお知らせいたします。
沿革
虎の門 龍醫院は先々代院長の龍 庸夫が佐多病院の後を引き継いで龍病院として開業して以来、半世紀以上に渡って神経科診療を続けています。
- 1936年昭和11年
- 先々代(龍 庸夫)が芝虎の門脳脊髄神経科佐多病院副院長に就任
- 佐多先生逝去により虎の門龍病院へ名称変更、院長に就任
- 1973年昭和48年
- 先代(龍 倫之助)が虎の門神経科龍病院院長に就任
- 1975年昭和50年
- 虎の門神経科龍醫院へ名称変更
- 2004年平成16年
- 龍 庸之助が虎の門神経科龍醫院副院長に就任
- 2010年平成22年
- 戦前より診察していた虎ノ門の地から西新橋へ移転
- 2011年平成23年
- 現在の地、西新橋へ環状二号線建設に伴い移転・開業
虎の門神経科龍醫院から虎の門龍醫院へ名称変更
- 2023年令和5年
- 龍 庸之助が院長に就任
現代だからこそ大切にしたい長寿五原則
「世のため人のためにお役に立つことは人の務めである」との考えのもと
初代院長である龍 庸夫が「長寿五原則」を半世紀以上前に提唱しました。
ますます複雑且つ多様化し、息苦しささえ感じる現代社会において
日々の健康習慣を私たちに簡潔明快に教えてくれる長寿五原則は、
いまなお色褪せることなく、むしろ、現代(いま)こそ必要なことだと思うのです。
長寿五原則
- 虎の門
神経科 - 龍 庸夫 識
- 第一則 食前の生野菜
- むかしから腹八分目といわれている。
食べ過ぎて肥満しては長生きは望めない。
生野菜を先に食べると満腹感で食べ過ぎない。
野菜の繊維は便通をよくし、水分は血行をよくする。
- 第二則 入浴後の水拭き、足先に水かけ
- 風邪は万病のもと、まる裸になつたついでに
皮膚に寒冷刺激をあたえて皮膚を強くする。
人体は冷やせば温まる。
- 第三則 朝夕三十分の散歩
- 人は体が丈夫でも脚が弱つては活動ができない。
人の体で一番先に弱るのは脚である。
体はどこでも使つていれば弱らない。
- 第四則 就寝前の歯磨き
- 寝ている間に、歯についた微菌やビールスが殖えて、
扁桃腺炎、腎臓炎、リュウマチ等の原因になる。
入歯も掃除すること。朝ももちろん磨く。
- 第五則 怒らない
- 怒らないうらはほゝえむことである。
フランスのシャンポールは「人生で一番無駄な一日は
ほゝえみの無かった一日である」といっている。
一番無駄な人生は笑のない人生である。
およそ人には天命というものがありそうである。孟子は「天命をしるものは巖牆の下(もと)に立たず」と言つている。あえて危険に近よらず、心を用いて一日でも天命を伸ばし、世のため人のためにお役に立つことは人の務めではないかと思う。そこでみなさんに長寿五原則をお薦めする。
この五原則の一則を実行すれば五年、この五原則を毎日怠らずに励行すれば合計二十五年天命を延ばすことができるとわたくしは確信している。
ある人が社会的長寿ということを言つた。何んにも世の中のためにならずに徒に年をとっても意味はない、生きている間は何か世のため、人のために役立つことを心がけ度いものである。
望は高きにおくべきで、わたくしは皆さんに皇寿(百十一歳)=皇の王の上の一を白の上にのせると百十一になる=を期していたゞきたい。この長寿五原則は最小限で、この他に種々の食養生、体の鍛錬、精神修養等をして天命を延ばしみなさんに皇寿まで社会的長寿をしていたゞき度いのがわたくしの願いなのである。